DDLイベント・データの書式
多くのデータ定義言語(DDL)操作は、XLAイベント・ハンドラで監視可能なXLA更新を生成します。この項では、次の操作を行うために生成されるMapMessageオブジェクトの内容について説明します。
CREATE_TABLE
__TYPE=1(XlaConstants.CREATE_TABLE)が指定されているメッセージは、表が作成されていることを示します。表8.3に、CREATE_TABLE操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.3 更新メッセージで提供される表データの作成
名前
|
値
|
OWNER | 作成された表の所有者の文字列値。 |
NAME | 作成された表の名前の文字列値。 |
PK_COLUMNS | この表の主キー内の列の名前を含む文字列値。表に主キーがない場合、PK_COLUMNS値は指定されません。 書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]] |
COLUMNS | 表内の列の名前を含む文字列値。 書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]] 注意: 表内の列ごとに、列について説明する追加の名前/値ペアがMapMessageに含まれています。 |
_column_name_TYPE | この列のデータ型を表す整数値。java.sql.typesに基づいています。 |
_column_name_PRECISION | この列の精度を含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SCALE | この列のスケールを含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SIZE | この列の最大サイズを示す整数値(CHAR/VARCHAR/BINARY/VARBINARY)。 |
_column_name_NULLABLE | この列でNULL値が許可されているかどうかを示すブール値。 |
_column_name_OUTOFLINE | この列がタプルのインラインまたはアウトラインのいずれに保存されるかを示すブール値。 |
_column_name_INPRIMARYKEY | この列が表の主キーの一部であるかどうかを示すブール値。 |
DROP_TABLE
__TYPE=2(XlaConstants.DROP_TABLE)が指定されているメッセージは、表が削除されていることを示します。表8.4に、DROP_TABLE操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.4 更新メッセージで提供される表データの削除
名前
|
値
|
OWNER | 順序の所有者の文字列値。 |
NAME | 削除された順序の名前の文字列値。 |
CREATE_INDEX
__TYPE=3(XlaConstants.CREATE_INDEX)が指定されているメッセージは、索引が作成されていることを示します。表8.5に、CREATE_INDEX操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.5 更新メッセージで提供される索引データの作成
名前
|
値
|
TBLOWNER | 索引が作成された表の所有者の文字列値。 |
TBLNAME | 索引が作成された表の名前の文字列値。 |
IXNAME | 作成された索引の名前の文字列値。 |
INDEX_TYPE |
索引タイプを表す文字列値。Pは主キー、Fは外部キー、Rは標準。
|
INDEX_METHOD |
索引メソッドを表す文字列値。Hはハッシュ、TはTツリー。
|
UNIQUE |
索引がUNIQUEであるかどうかを示すブール値。
|
HASH_PAGES |
ハッシュ索引内のPAGESの数を表す整数値(Tツリー索引には指定されません)。
|
COLUMNS |
索引内の列について説明する文字列値。
書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]]
|
DROP_INDEX
__TYPE=4(XlaConstants.DROP_INDEX)が指定されているメッセージは、索引が削除されていることを示します。表8.6に、DROP_INDEX操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.6 更新メッセージで提供される索引データの削除
名前 | 値 |
OWNER | 索引が削除された表の所有者の文字列値。 |
TABLE_NAME | 索引が削除された表の名前の文字列値。 |
INDEX_NAME | 削除された索引の名前の文字列値。 |
ADD_COLUMNS
__TYPE=5(XlaConstants.ADD_COLUMNS)が指定されているメッセージは、表に新規列が追加されていることを示します。表8.7に、ADD_COLUMNS操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.7 更新メッセージで提供される列データの追加
名前
|
値
|
OWNER | 変更された表の所有者の文字列値。 |
NAME | 変更された表の名前の文字列値。 |
PK_COLUMNS | この表の主キー内の列の名前を含む文字列値。表に主キーがない場合、PK_COLUMNS値は指定されません。 書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]] |
COLUMNS | 表に追加された列の名前を含む文字列値。 書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]] 注意: 追加された列ごとに、列について説明する追加の名前/値ペアがMapMessageに含まれています。 |
_column_name_TYPE | この列のデータ型を表す整数値。java.sql.typesに基づいています。 |
_column_name_PRECISION | この列の精度を含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SCALE | この列のスケールを含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SIZE | この列の最大サイズを示す整数値(CHAR/VARCHAR/BINARY/VARBINARY)。 |
_column_name_NULLABLE | この列でNULL値が許可されているかどうかを示すブール値。 |
_column_name_OUTOFLINE | この列がタプルのインラインまたはアウトラインのいずれに保存されるかを示すブール値。 |
_column_name_INPRIMARYKEY | この列が表の主キーの一部であるかどうかを示すブール値。 |
DROP_COLUMNS
__TYPE=6(XlaConstants.DROP_COLUMNS)が指定されているメッセージは、表から既存の列が削除されたことを示します。表8.8に、DROP_COLUMNS操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.8 更新メッセージで提供される列データの削除
名前
|
値
|
OWNER | 変更された表の所有者の文字列値。 |
NAME | 変更された表の名前の文字列値。 |
COLUMNS | 表から削除された列の名前を含む文字列値。 書式: <col1name>[;<col2name> [;<col3name>[;...]]] 注意: 削除された列ごとに、列について説明する追加の名前/値ペアがMapMessageに含まれています。 |
_column_name_TYPE | この列のデータ型を表す整数値。java.sql.typesに基づいています。 |
_column_name_PRECISION | この列の精度を含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SCALE | この列のスケールを含む整数値(NUMERIC/DECIMAL)。 |
_column_name_SIZE | この列の最大サイズを示す整数値(CHAR/VARCHAR/BINARY/VARBINARY)。 |
_column_name_NULLABLE | この列でNULL値が許可されているかどうかを示すブール値。 |
_column_name_OUTOFLINE | この列がタプルのインラインまたはアウトラインのいずれに保存されるかを示すブール値。 |
_column_name_INPRIMARYKEY | この列が表の主キーの一部であるかどうかを示すブール値。 |
CREATE_VIEW
__TYPE=14(XlaConstants.CREATE_VIEW)が指定されているメッセージは、マテリアライズド・ビューが作成されていることを示します。表8.9に、CREATE_VIEW操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.9 更新メッセージで提供されるビュー・データの作成
名前
|
値
|
| 作成されたビューの所有者の文字列値。 |
| 作成されたビューの名前の文字列値。 |
DROP_VIEW
__TYPE=15(XlaConstants.DROP_VIEW)が指定されているメッセージは、マテリアライズド・ビューが削除されていることを示します。表8.10に、DROP_VIEW操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.10 更新メッセージで提供されるビュー・データの削除
名前
|
値
|
| 削除されたビューの所有者の文字列値。 |
| 削除されたビューの名前の文字列値。 |
CREATE_SEQ
__TYPE=16(XlaConstants.CREATE_SEQ)が指定されているメッセージは、SEQUENCEが作成されていることを示します。表8.11に、CREATE_SEQ操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.11 更新メッセージで提供される順序データの作成
名前
|
値
|
| 作成された順序の所有者の文字列値。 |
| 作成された順序の名前の文字列値。 |
| CYCLEオプションが新規の順序に指定されているかどうかを示すブール値。 |
| INCREMENT BYオプションが新規の順序に指定されていることを示すLong値。 |
| MINVALUEオプションが新規の順序に指定されていることを示すLong値。 |
| MAXVALUEオプションが新規の順序に指定されていることを示すLong値。 |
DROP_SEQ
__TYPE=17(XlaConstants.DROP_SEQ)が指定されているメッセージは、順序が削除されていることを示します。表8.12に、DROP_SEQ操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.12 更新メッセージで提供される順序データの削除
名前
|
値
|
| 削除された表の所有者の文字列値。 |
| 削除された表の名前の文字列値。 |
TRUNCATE
__TYPE=18(XlaConstants.TRUNCATE)が指定されているメッセージは、表が切り捨てられていることを示します。表内のすべての行が削除されています。表8.13に、TRUNCATE操作に対して生成されるMapMessageに含まれている名前/値ペアを示します。
表8.13 更新メッセージで提供されるデータの切捨て
名前
|
値
|
| 切り捨てられた表の所有者の文字列値。 |
| 切り捨てられた表の名前の文字列値。 |